AFT101 プレート式熱交換器 実験装置・教育機器・教材1 概要
プレート式熱交換器の最大の特徴は、伝熱材のすべてを最大限に活用したコンパクトな設計にあります。プレートに施されたプレス加工による凹凸(プロファイル)が狭い流路を形成し、その内部で強い乱流が発生します。この乱流により、流量が少ない場合でも効率的な熱伝達が可能となるほか、自己洗浄効果も得られます。プレート式熱交換器は、食品産業、海洋工学、冷凍・空調設備、建築設備などの分野で広く利用されています。
本装置は、様々な種類の熱交換器を用いた実験を可能にする一連の実験ユニットシリーズの一つです。この実験ユニットは、プレート式熱交換器の動作原理や運転時の挙動を詳細に調査するのに最適な装置です。
本装置は、クイックカップリング(ワンタッチ継手)を用いて供給ユニットに接続されます。プレート式熱交換器本体は、表面に凹凸加工が施された複数のプレートで構成されており、それらのプレート間の隙間を水が流れる構造となっています。各プレートはロウ付けによって接合されており、内部には2系統の独立した流路が形成されています。具体的には、「冷水」用流路と「温水」用流路が交互に配置されています。温水が持つ熱エネルギーの一部は、この過程で冷水へと伝達されます。温水および冷水の流量調整は、供給ユニット側に設けられたバルブを用いて行います。また、供給ホースをクイックカップリングを用いて接続し直すことで、流体の流れる方向を反転させることが可能です。これにより、「並流(同方向流)」および「向流(対向流)」のいずれの運転モードでも実験を行うことができます。流入口および流出口における水温を測定するための温度センサーは、それぞれの接続部に設置されています。
実験中は、温度変化の推移がグラフとして描画され、画面上にリアルタイムで表示されます。さらに、測定データはデータ収集用ソフトウェアを用いて記録・保存し、後から解析・処理を行うことも可能です。なお、実験結果に基づき、熱交換器の性能指標である「平均熱伝達率」が算出されます。

2 仕様
接続用プレート式熱交換器
温水・冷水の供給機能
並流および向流運転が可能
ろう付けプレート6枚
WL 110を用いた温度測定に対応
技術データ
プレート:6枚(ステンレス製)
伝熱面積:480 cm²
寸法および重量
L×W×H:400×230×85 mm
重量:約3 kg
